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店主のこだわり

かののかでは、店主自身が心から納得できる魚だけを扱うことを、いちばん大切にしています。

仕入れの段階で迷いが残るものや、状態に不安があるものは使いません。

中途半端なものを出さないことが、料理人としての最低限の姿勢だと考えています。

一方で、そのために必要以上に値段をつり上げることもしません。

良い魚を、適正な価格で、きちんと満足してもらえる形で出すこと。

仕入れと価格、その両方に無理が出ないバランスを常に意識しています。

これまでの歩みと経験

東京の寿司屋での修行を皮切りに、石川の寿司屋、居酒屋、老舗おでん屋と、さまざまな現場で経験を重ねてきました。

寿し一筋で腕を磨く時期もあれば、寿司以外の料理や酒肴と向き合う時間もありました。

寿司屋で身につけたのは、魚を見る目と、基本を崩さない仕事です。

居酒屋やおでん屋では、料理の流れや酒との相性、肩肘張らずに楽しめる空気づくりを学びました。

それぞれの現場で得た経験が、今のかののかの料理や店づくりの土台になっています。

寿しだけを主役にするのではなく、一品料理や焼き物、酒まで含めて一つの食事として整えること。

「今日はこういう気分で食べたい」という声に、無理なく応えられること。

そうした姿勢は、寿司屋だけでは身につかなかったものだと感じています。

気取らず、構えすぎず、それでいて食べ終えたあとに、きちんと満足感が残ること。

肩肘張らず、ゆっくりと楽しめる寿しの時間を届けたいと考えています。

こうした考え方や、店内の雰囲気については、Instagramのお店紹介動画でもご覧いただけます。

これまで積み重ねてきた経験をすべて活かし、特別な日だけでなく、ふと思い出して足を運びたくなる店を目指して、日々包丁を握っています。